レコードプレーヤーを購入しようと考えているけど、ダイレクトドライブ方式とベルトドライブ方式の違いがよくわからないという方へ。
今回はレコードプレーヤーの2つの駆動方式である、ダイレクトドライブ方式とベルトドライブ方式の違いについて解説していきます。
それぞれの方式には長所と短所があり、ニーズと好みによって最適な選択肢が変わってきます。
購入した後に「失敗した」「こっちじゃなかった」と後悔しないように、両者の違いをきちんと理解しておきましょう。
- 低ノイズと低価格を重視する方はベルトドライブ方式がおすすめ
- DJがしたい方や長期利用したい方はダイレクトドライブ方式がおすすめ
ダイレクトドライブ方式とは?
ダイレクトドライブ方式は、モーターが直接ターンテーブルに接続されています。
モーターの回転が直接ターンテーブルに伝達されるため、回転速度は非常に正確で安定しているのが特徴です。
ダイレクトドライブ方式のデメリット
モーターノイズの発生
モーターが直接ターンテーブルに接続されているため、モーターノイズがレコードに伝わる可能性があります。
初期投資が高い
ダイレクトドライブ方式はベルトドライブに比べて製造コストが高いため、一般的に価格が高くなります。
ベルトドライブ方式が安いものだと1万円前後ですが、ダイレクトドライブ方式は5万以上するのがほとんどです。
ダイレクトドライブ方式のメリット
高精度な回転速度
モーターとターンテーブルが直接接続されているため、回転速度は非常に正確で安定しています。
これは正確なピッチで音楽を再生するために重要です。
迅速なスタートアップ
モーターが直接ターンテーブルを駆動するため、スタートやストップが迅速で、DJプレイや音楽制作などでの使用に適しています。
耐久性
ベルトドライブに比べて部品数が少なく、摩耗や故障のリスクが低いため、耐久性が高い傾向があります。
ダイレクトドライブ方式のおすすめプレイヤーは?
個人的にはオーディオテクニカのAT-LP120XBT-USBをおすすめします。
その理由としては
- ダイレクトドライブ方式としては安い方でコスパがいい
- Bluetooth対応プレーヤー
- レコードにしかない音源をCDやPCに保存できる
- フォノイコライザー内蔵
注意としてはスピーカーは内蔵していないので、アンプとスピーカー、もしくはアクティブスピーカーを別に用意する必要があります。
アクティブスピーカーのおすすめはこちらです、
ベルトドライブ方式とは?
ベルトドライブターンテーブルは、モーターがターンテーブルにベルトで接続されています。
モーターの回転がベルトを介してターンテーブルに伝達されます。
ベルトドライブ方式のデメリット
ワウフラッターが発生しやすい
ベルトの伸びや滑りによって、音の揺らぎが発生しやすい。
スタートアップの遅延
モーターがベルトを介してターンテーブルを駆動するため、スタートアップに時間がかかります。
ベルトの寿命
ベルトは消耗品のため、定期的な交換が必要です。
ベルトドライブ方式のメリット
音質の向上
ベルトがモーターの振動やノイズを吸収し、ターンテーブルへの影響を最小限に抑えます。
これにより、よりクリアで純粋な音質が得られることがあります。
価格が比較的安い
ベルトドライブのレコードプレイヤーは、ダイレクトドライブに比べて比較的安価なものが多く、初心者にはお手頃です。
ベルトドライブ方式のおすすめプレイヤーは?
個人的にはオーディオテクニカのAT-LP60Xをおすすめします。
その理由としては
- フルオート式で操作が簡単
- この性能で1万円代はコスパが良い
- フォノイコライザー内蔵
こちらもスピーカーは内蔵していないので、アンプとスピーカー、もしくはアクティブスピーカーを別に用意する必要があります。
アクティブスピーカーのおすすめはこちらです、
どちらを選ぶべきか?
ダイレクトドライブとベルトドライブ、どちらの駆動方式があなたに最適かは、ニーズと好みによって異なります。
低ノイズと低価格を重視する場合
ベルトドライブ方式がおすすめです。
ベルトドライブは音質に優れており、家庭でのリスニングには最適です。
高精度な回転速度と迅速なスタートアップを重視する場合
ダイレクトドライブ方式がおすすめです。
ダイレクトドライブは高精度で、長期間使用するのに適しています。
また、DJプレイを考えているならこちらが良いでしょう。
ダイレクトドライブ方式とベルトドライブ方式の違い まとめ
ダイレクトドライブとベルトドライブは、レコードプレイヤーの重要な違いです。
それぞれの方式には長所と短所があり、あなたのニーズと好みによって最適な選択肢が変わってきます。
レコードプレイヤーを選ぶ際には、駆動方式だけでなく、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーなどの要素も考慮する必要があります。
レコードの世界を探索し、アナログサウンドの豊かさを楽しんでください!
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